まだ若いご夫婦ですが、新居として古民家を探しておられます。
中古住宅流通促進協議会から紹介して頂いた古民家の下見に
伺いました。
広い敷地の中で立派なたたずまいです。サイズ的にも大きいアヅマダチです。
玄関を入ると広い土間とホール、そして吹き抜けがあります。
この吹き抜けは、アマと呼ばれ屋根裏の収納スペースです。
そこに昔の田植で使う「田ころがし」と呼ばれる田植定規がありました。
定規の横には苗を入れる竹かごがあります。
広間は、枠の内作りで、大きな梁と幅広の差鴨居、貫が目につきます。
座敷境は板戸で仕切られています。
南の縁から奥には離れがあるのですが、床が一部抜けていました。
地盤沈下と腐食によるによるものと思われます。
庭はきれいに手入れされています。
若夫婦はかなり気に入っておられましたが、余りにも敷地が広く庭も大きい為
今回は諦めるとのこと。
手頃な古民家情報があれば紹介させて頂くことになりました。