関東在住の息子さんからメールがあり実家の古民家を見てほしいとのことでした。
現地へ行きますと門がありその門には立派な塀が200m以上続いていました。
門からかなり奥に母屋がありました。玄関廻りの作りはかなり変わった作りで、お話ですと
中国の造りを取り入れているそうです。
室内に上がると目についたのが一風変わったランマが目につきました。
日本ではあまり見かけない意匠です。また、和室の天井板も変わっています。節を強調した仕上げの
板材です。
これらも中国系のものらしいです。
母屋と渡り廊下でつながっている土蔵へ行きました。なんと蔵の入り口が4カ所並んでおり、
その奥にもう1か所格式の高い蔵の入り口がありました。お母さんお話ですと、コメの保管が主で
一部には樽類の貯蔵にも利用されていたらしいです。
最も奥の蔵の入り口の扉と蔵戸です。
もうあきれるくらいに立派でした。
母屋、蔵のある広大な敷地の中にお母さんが一人で暮らされているので、いずれは更地にしたいとのことでした。
そのなかで古材として再利用できるものがないか見てほしいとのご希望です。
今後色々ご相談に応じてゆきたいと思います。