今週に入って雨の日が増えてきたように感じます。いよいよ梅雨入りが迫ってきたということでしょうか。ジメジメした気候に気持ちまで引きずられてしまいます。
さてそんな梅雨を目前として気になってくるのが結露じゃないでしょうか?注意したいのが、窓回りに見える表面結露だけが問題ではないということです。厄介なのは目に見えない内部結露。壁体内での結露になるので発見が遅くなり、気づいた時には手遅れ…なんていうことも。
内部結露によって木材腐朽菌が増殖し、家を支えている構造躯体を腐らせます。木材が腐ることで、強度・耐久性の大幅ダウンし家の寿命を縮めるのです。
内部結露の発生原因は、室内と室外の温度差によります。水蒸気をもった湿った暖かな空気は、温度が低い方へと流れます。冬は暖かい室内から寒い室外へ、夏の場合は暑い室外から涼しい室内に壁や床・天井から移動します。温度が低いと水分をあまり含むことが出来ないため、結果的にその温度差によって結露が発生してしまうのです。
家づくりにおいては、防湿シートや断熱材、通気層をしっかりと施工することが基本です。優れた断熱材を使っていても、通気層がなければ湿気った空気の逃げ場がないですし、防湿シートに隙間があれば結露を引き起こす要因となってしまいます。適切な施工することが重要です。
梅雨さわやかな「素足で暮らす家」については下記でも述べているので、併せてご覧くださいね。
▶梅雨でも湿度60%以下。
窓の結露はコマメに拭いて対処しましょうね。そして換気です。空気を停滞させないように心がけましょう!
煩わしいと感じがちな梅雨ですが、紫陽花がキレイな季節でもあります。梅雨ならではの楽しみも見つけながら、乗り切りましょう(^o^)
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