この度の震災に際し、心身ともに負担を感じられる日々をお過ごしのことと思います。
新年のご挨拶…といきたいところですが、今日は震災時に役立つ情報を共有いたします。
お住まいで被害にあわれた部分等ございましたら、弊社までご連絡くださいね。随時対応させていただいております。

≪連絡先≫株式会社アキ
電話番号/0766-69-8703
Email/aki@k-aki.com

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災害時は、動揺したり、つい慌ててしまうことも多いと思います。
あまりのショックに、何から手を付けたらいいんだろう…と思われるのも無理はありません。

「住まい復旧時にまず注意すること」「電気/ガス/水が止まった時の対処」をまとめました。

これからの暮らしのために、ぜひお役立てください。

◆この記事でわかること◆

【1】復旧時は、電気・ガス・収納扉にご注意を
【2】支援・保険申請に必要!片付け前に写真で記録
【3】電気・ガス・水が止まったときの対応


【1】復旧時は、電気・ガス・収納扉にご注意を


●災害後、電気を使う際の注意点は?

  • 避難などで家を離れるときはブレーカーを切っておく
  • 停電時は、すべてのコンセントからプラグを抜く

停電していた場合、急に電源を入れると、通電火災などの二次災害が発生する危険があります。

★電気を復旧させる方法

安全ブレーカーをONにしても、漏電遮断器が再び自動的に「切(OFF)」になってしまう場合は、漏電のおそれがあります。ブレーカーを切ってください。


●災害後、ガスを使う際の注意点は?

ガス漏れがあると爆発や火災などの危険があります。ガスを復帰させるときには次の点にご注意ください。

ガスを復帰させる前に

  1. ガスのにおいがないか確認ガス漏れのおそれがある場合は窓を開ける。換気扇や火は使わない
  2. プロパンガスはガスボンベを点検ガスボンベが元の位置から動いてしまっていた場合は、復帰する前にガス業者に点検してもらいましょう。
  3. ガス漏れや異常がなければ、マイコンメーター(※)でガスを復帰※マイコンメーターは震度5相当以上の大きな揺れを感知すると自動的にガスを止めるガスメーターです。

★ガスを復旧させる方法(都市ガスの場合)

★ガスを復旧させる方法(LPガスの場合)

詳しくは政府の「住まいが被害を受けたとき 最初にすること」をご覧ください。


●震災発生後の収納扉は、落下物にご注意

開けたと同時に収納物が崩れてくることがありますので、扉を開ける際には、できるだけ2人で注意して作業してください。

【参考】LIXIL

キッチンにある吊戸棚や引出しの感震ロック(耐震ロック、扉キャッチ)を解除できない
キッチンのウォールキャビネットなどの感震ロック(耐震ラッチ)の後付けや交換・修理はできますか?


【2】支援・保険申請に必要!片付け前に写真で記録


片付け前になるべく4方向から写真を撮っておいてください。
市区町村から罹災証明書を取得して支援を受ける際や、損害保険を請求する際などに、たいへん役に立ちます。

●家の外の写真の撮り方のポイントは?

  • カメラ・スマホなどでなるべく4方向から撮る
  • 浸水した場合は浸水の深さも分かるように撮る

●家の中の写真の撮り方のポイントは?

  • 被災した部屋ごとの全景を撮る
  • 被害箇所の「寄り」にて撮る

  • システムキッチンや洗面台などの住宅設備、家電などの被害状況も撮っておく
  • 自動車、物置、農機具などの被害状況も撮っておく

詳しくは政府の「住まいが被害を受けたとき 最初にすること」をご覧ください。

※「罹災証明書」は各自治体での取得が必要になります。
 保険の手続きや補助金申請にあたって、重要な証明書です。
 発行可能な期間は各自治体の公式サイトをご覧ください。


【3】電気・ガス・水が止まったときの対応

●停電が起きたら?「ブレーカーを落とす」が基本

1.停電の範囲を確認する

まず、街灯や近所の家の明かりがついているか確認してみましょう。
周囲の住居の電気が点いている場合は、ブレーカーが落ちていないかチェックします。

2.停電中はブレーカーを落とす

周囲も電気が消えて停電している場合は、ブレーカーを落としましょう。
そのままにしておくと「電気が来ていないのに、つながっている状態」が続き、電気が復旧した時に「通電時火災」の原因になります。

3.停電が長期化しそうなら太陽光発電・蓄電システムを自立運転に切り替える

詳しくはLIXILの「太陽光発電システムを停電時に自立運転へ切り替える方法」をご覧ください。

★スマートフォンの電池を長持ちさせるには?

災害時、スマートフォンは連絡や情報収集に欠かせないアイテム。
停電が長引くことも想定し、以下のように電池が長持ちするよう設定を変更しましょう。

・低電力モードにする
・未使用のアプリケーションを終了させる
・スマートフォンのディスプレイを暗くする

機種や状態によっても異なりますが、スマートフォンのライトを使うと、20~30分でバッテリー残量が10%ほど減ります。
明かりが必要な時、懐中電灯があれば、スマートフォーンの使用は避けておきましょう。

【参考】LIXIL「災害時に停電したらどうする?最初にやることや過ごし方について解説」


●断水が起きたら?できれば「水道の元栓を閉める」

元栓を閉めておくことで、濁り水がご自宅の水道管の中に入ることを少なくする事ができます。
戸建住宅の場合、水道の元栓は宅地内の地面などにあることが多いです
詳しくはLIXILの「断水時や断水復旧時の水栓の取り扱いの注意点」をご参照ください。

★トイレの水を流すには?

断水で困るのがトイレ。現在は壁のリモコンスイッチで水を流すタイプが主流なので、停電すると「水が流れない!」と思い込みがち。
そんな時でも、バケツの水で、トイレは流せます。
リモコンで流すタイプのトイレも、タンクの下部または端を見ると、ボタンやレバーがあってそれを操作することで流せることも。

詳しくは以下をご覧ください。

・TOTO:断水時のトイレの使用(洗浄方法)について

・LIXIL:断水のときはどうやってトイレを流せばいいですか?

★断水の復旧後、トイレはエアー抜きを行う

断水時に給水管内にたまった空気(エアー)が勢いよく器具へ供給され、衝撃(エアーハンマー)が発生する場合があります。
器具の破損を防ぐため、断水後はエアー抜きを行ってから、水を使うようにしてください。

詳しくはLIXILの「断水の復旧後のトイレ洗浄における注意事項( エアーハンマー)」をご覧ください。


●震災後にガスが出ないときは? まずは「ガスメーターを確認」

大きな揺れがあった際は、安全装置作動によって、自動的にガスが止まります。

屋外に設置された「ガスメーター(マイコンメーター)」にある赤ランプが点滅していたら、安全装置作動による停止です。
揺れが収まってから、「長押し」して元に戻すことができます。
詳しくは「マイコンメーターの復帰方法」をご覧ください。

※ガス臭い時は、火気は厳禁です。すぐにご契約のガス会社へ連絡してください。

★灯油ボイラーの非常停止も、ご自身で復旧可能なことが多い

各会社のエラーコードで、下記が出ている場合は、一度スイッチを「切」にして、再度「入」にすると運転可能となる場合があるそうです。
石油給湯器に関するエラーについては、各メーカーのサイトが参考になります。
故障かな?と思ったら、「製品名×エラーコード」で検索すると情報が出てきますので、一度お試しください。


以上、住まい復旧時にまず注意すること・電気/ガス/水が止まった時の対処をご説明しました。
皆さまが、心穏やかに過ごせる日が少しでも早く訪れますよう、私たちもサポートさせていただきます。

住まいについて、被害や気になることがあれば、以下よりお問い合わせください。

≪連絡先≫株式会社アキ
電話番号/0766-69-8703
Email/aki@k-aki.com

災害直後はお電話が大変込み合い、繋がりにくい状況になる可能性がございます。
緊急性の高いところから順に対応させていただきます。何卒、ご理解いただけますと幸いです。

 

【参考】登半島地震に関する各県の公式情報

・石川県:https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202401jishin-mokutekibetsu.html#jutaku-saisyo

・富山県:https://www.pref.toyama.jp/1900/bousaianzen/noto_jishin20240102.html

・福井県:https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kikitaisaku/ishikawanotojisin.html