古民家鑑定士の実技講習会が石川県の白山市でありました。
築150年以上の町屋で今でも一部は住まいとして使われています。
この古民家は隣と比較してもかなりしっかりした作りに見えます。
垂木や上裏も漆で仕上げしてあります。
中に入ると土間続きで屋根までの吹き抜けとなり、大きな梁で
せいろ状に組まれております。
梁及び貫の一部もケヤキで木目がきれいです。
前後の大黒柱は8寸のケヤキであり、この空間にはみとれますね。
床には囲炉裏があり、来訪者がすぐ座れる配置のようです。
この囲炉裏の奥の床下には麹用の室があるそうです、広さは8畳のぐらいの
かなり広い室とのこと。今回残念ながら見ることはできませんでした。
囲炉裏に下がる鉤も素晴らしいです。
古民家鑑定士実技講習はグループに分かれ外部から各部屋にわたり
調査票に基づいて確認しました