東京にお住まいの方から、実家の空き家で解体を予定しているが
良い材料を使用しているので一度見てほしいとの依頼がありました。
大正5年の建築で、外観はアズマ建ちです。玄関を入ると舞良戸の引違戸があります。
広間に入ると立派な枠の内があります。梁3本はケヤキで木目もきれいです。
板戸も十分使用可能です。
仏間や座敷もきれいな状態でした。
屋根裏には置物が2体あり、愛嬌ある顔立ちでした。
古材や古建具の生け捕りの費用も含め買取金額を提示しました。
今回は残念ながら全体予算が合わず取引は成立しませんでしたが、
たぶんこのまま全て解体・破棄となるのではないかと思います。
「もったいない」の一言ですが、仕方ないですね。
でも、解体前に声をかけて頂いただけでもよかったです。