今春、生け捕り予定の町中の古民家の「枠の内」です。
年代ははっきりしませんが、築100年余りは経っているようです。
3方差し鴨居がある枠の内で、下屋部分の道路側には差し鴨居がありません。
差し鴨居や貫はケヤキです。
広さは2間四方で手ごろな大きさですね。
梁組もしっかりしています。
樹種ははっきりしません。太さ的には広さにあった梁の大きさなので
その分、空間は広く感じられます。
天井板の上は、アマとして使われています。
この枠の内の周りを解体して、周囲に足場を組み、大工さんの手で
手解体します。その際、各部材には番付して、仮組できるように
準備します。
仮組場は昨年「越中古民家」として新設しました。そこで
仮組して、部材の点検や補修等もおこないます
仮組の際にはぜひ見学に来てください。