弊社では古民家も取り扱っていますが、築100年以上…と聞くとグッと重みが増す気がします。
黒部市の町中にあった空き家から、解体の際に『枠の内』を生け捕りにしました。
天井の高い8~12.5畳程度の空間を、太い柱や梁で組んだ『枠の内』。
ご実家やおじいちゃん、おばあちゃんの家で見たことありませんか?
今も現役で家の象徴として『枠の内』がある家はまだまだあると思います。
↑こういった造りが『枠の内』です。
梁の曲がりに合わせて組み合げるなんて、まさに職人の腕の見せ所💪
…と話が少し逸れてしまいましたが💦
このような価値のあるモノを「ただ解体するのはもったいない!」と感じるのが弊社社長の加藤です。
さて、今回生け捕りにした『枠の内』は移築用に弊社で保管することになりました。
まずは解体の様子から…
大工さんたちの手作業によって丁寧に切り離していきます。
当時の大工さんが組み上げた『枠の内』を100年の時を経て現代の大工さんが手をかけて再生する…
とても深みのある物語を感じますよね😌
部材をすべて弊社まで運搬した後、洗い➡乾燥と作業を進めました。
図面では書き起こせないような梁の曲がり。
その曲がりに合わせて、継手や仕口を加工する匠の技に感服です👏
ヌキ(貫)も一つひとつ丁寧に洗いと乾燥を。
私にはサッパリですが🤔、番号を振って、組み方がわかるようになっています。
そして先日、仮組作業が行われました🙌
水平をとるために台車を置き、組み上げる前にお清めのお酒とお塩をまいて…
ここからはテキストより分かりやすいであろう写真でご覧ください👀
▼(平場である程度組み立てて)
▼(クレーンで起こして移動)
▼(土台に据えて)
▼(頭をつないで、仮組完成)
企画中のイベントでは、こちらの仮組した枠の内を使ったプラン例をVRで体験もできるように計画しています🙂
詳細が決まり次第、ご案内します📢
5~6月頃に一回目のお披露目イベントを開催したいと思ってますので、ぜひともご参加ください~!社長激推しです😎
「今すぐ見たい!」というご要望にもお応え可能です➡お問い合わせへ
材木屋うまれの工務店として、職人の技が光り、経年変化と100年以上の歴史が刻まれた唯一無二の古材(枠の内)が新築の際の選択肢のひとつになれば幸いに思います😌
※移築販売可能となっています。ご相談、ご質問等はお問い合わせから何でもお送りくださいね📮
『枠の内』を生け捕りにして、建て替え時に移築するというご提案はこれまでに何度もさせていただいており、実際に再利用したオーナー様も多数いらしゃいます✨
㈱アキの古材再利用をした施工事例はこちらからどうぞ!